優しい友人二人が投資詐欺にあった話

はじめまして。
菊池百合子と申します。
海と山に囲まれた小さな地方都市で、長く飲食業を続けながら、
家族・介護・子育て・お金のことに向き合ってきました。
50代に入り、ようやくわかったことがあります。
「人生は整えながら進むもので、時々立ち止まってもいい」
ということ。
このブログでは、そんな日々の中で見つけた
“お金と暮らしの静かな知恵” をまとめています。
今日は、身近で起きた 投資詐欺の実例 を全三話にまとめて
「騙されないために必要な視点」について書いてみます。
これはその一話目です。

「まさか、あの人が騙されるなんて。」

そんな言葉が、思わず口からこぼれた。
詐欺に遭った2人の共通点は、意外にも “いい人であること” だったから。

投資詐欺というと
「欲深い人が引っかかる」と思われがちだけど、
現実はちょっと違う。

むしろ、“優しくて素直で真面目な人ほど” 狙われやすい。
今日は、友人2人のケースから見えてきた
**「騙されないための静かな知恵」**について書いてみる。


目次

■騙された2人に共通していた「5つの流れ」

① 実はどちらも“すごくいい人”

ふたりとも、とにかく優しい。
人の話を丁寧に聞いて、否定しない。
そして、人を信じたい心を持っている。

その善良さは、美点であると同時に、
詐欺師にとっては最高のターゲットになる。


② 情報リテラシーが少しだけ低い

金融・投資・仮想通貨。
このあたりの“仕組み”に触れたことがなく、
危険サインが見えづらかった。

詐欺師は必ず
「相手が知らない情報」×「急がせる」
この2つで揺さぶってくる。

知識がないと「すごい情報に出会った気がする」んだよね。


③ 相談できる相手がいなかった

2人とも、孤独に近い状況だった。
止めてくれる友人も家族も、その時は近くにいなかった。

詐欺師は“孤独な人”を見抜く。
そして、安心感を与える役を演じる。

「あなたの味方ですよ」
という顔で近づいてくるのは、占い師も投資詐欺も同じ。


④ 最初だけ、本当に儲かった

これが最大の落とし穴。

詐欺の9割は
最初だけ小さな利益を渡すことで信頼を得る。

占い師の友人は、少額を預けたら本当に増えて戻ってきた。
仮想通貨の友人も、初めは“爆上がりコイン”が当たった。

人は、一度成功体験をすると、
過去の行動を正当化してしまう。


⑤ 次第に“相手を全面的に信じてしまった”

「この人は信用できる」
そう思い込んでしまうと、疑うことが“裏切り”に感じてしまう。

そして、大金を預けたタイミングで──飛ばれる。

これが、2人に訪れた結末だった。


■ケース①:占い師に騙された友人

これは“心の隙”を突くタイプ。

悩んでいた時期に、繁華街の一角の占い師に声をかけられた。
身の上話をしているうちに、相手が味方に見えてくる。
寄り添ってくれて、話を聞いてくれて、励ましてくれて。

弱っているとき、人は「優しさ」に救われる。
そして、その優しさが偽物かどうかは、後からしかわからない。


■ケース②:LINEの仮想通貨グループで騙された友人

こちらは“数字と根拠”で攻めてくるタイプ。

ビットコインが爆上がりした事例を出し、
「次に上がるのはこれです」ともっともらしいデータを提示。

さらに、LINEグループ全体が
「全員儲かっている」ムードを作っていた。

ここで起きたのが、
FOMO(取り残される不安)

「今買わなきゃ損する」
「自分で買うのは面倒だから預けたほうが早い」
こう思った瞬間、詐欺師の思うつぼ。


■2つの事件から見えてきた、「騙されないための5ルール」

友人たちを責めたいわけじゃない。
ただ、この2つの出来事から見えてきた
“大人の女性が自分を守るための知恵” がある。


✔ルール①:悩んでいる時には投資の判断をしない

心が揺れているとき、判断は必ず誤る。
これは投資だけでなく、人生の共通ルール。


✔ルール②:「最初に儲かった」は、むしろ危険信号

本物の投資は、最初から儲かるとは限らない。
最初だけ儲かるのは、詐欺のテンプレ。


✔ルール③:人柄で判断しない

優しい、親切、よく話を聞いてくれる。
これは“信用の理由”にはならない。

信頼の根拠は、言葉ではなく“仕組み”にある。


✔ルール④:お金は必ず自分の手で動かす

自分の口座で、自分の判断で。
これを徹底すれば、9割の詐欺は回避できる。

誰かに預けて儲かる世界なんて、ほぼ存在しない。


✔ルール⑤:お金の相談は一人で抱えない

一言だけ相談する相手がいるだけで、
判断の質は大きく変わる。

利害関係のない第三者──
それが、人生を守る盾になる。


■結び:疑うことは、弱さではなく“知性”である

友人2人の共通点は、
「いい人であること」
「誰かを信じたい気持ちが強いこと」
ただそれだけだった。

でも、人生はここで終わらない。
失ったお金の分だけ、学びは深くなる。

そして大人になった私たちは、
「疑うことは悪ではない」
「距離を取ることは、静かな強さ」
と知っていていい。

人生のクエストは、立ち止まりながらでいい。
またひとつ知恵を得て、静かに前へ進んでいけばいい。

▼《騙されないための、お金の“静かな護身術”》シリーズ

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この記事を書いた人

菊池百合子|50代・飲食店経営・海と山のある地方都市在住
家を手放して暮らしを再設計し、
50代からのお金・不動産・介護・働き方を整えてきた生活者です。
不動産売却の実体験、介護と仕事の両立、NISAや高配当株の運用など、
「人生後半を軽やかに生きるヒント」を等身大で発信しています。

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