3,000万円があるなら、家を買う前に一度考えたいこと―「資産の置き場所」という視点から

※この記事は、特定の選択を勧めるものではありません。
家族構成・収入・価値観によって、最適な住まいの形は変わります。
あくまで「私自身の経験と考え方」を整理したものです。

持ち家か賃貸か。
このテーマは昔から意見が分かれますし、正解は人それぞれだと思っています。

だから今日は
「持ち家はダメ」でも
「賃貸が正しい」でもなく、

今の私が、資産の視点から賃貸を選んでいる理由
を整理して書いてみます。


3,000万円という「同じ金額」を、どう持つか

仮に、3,000万円あるとします。

① 3,000万円の家を買う場合

現金3,000万円は、家という資産に姿を変えます。

ただしこの家は、
・時間とともに劣化する
・修繕が必要になる
・固定資産税がかかる

そして購入時には、
・不動産取得税
・登記費用
・仲介手数料

といった初期コストも発生します。

さらにローンを組めば、
最終的な支払総額は3,000万円では済みません。

立地や条件によっては資産価値を保てるケースもありますが、
一般的な住宅で購入時の価格を長期で維持するのは、かなり難しいのが現実です。


② 3,000万円を金融資産で持つ場合

一方で、同じ3,000万円を
全世界株式インデックス(いわゆるオルカン)で保有するとします。

年利5%と仮定すると、
・年間 約150万円
・月あたり 約12万5千円

もちろん、相場の上下はあります。
暴落もあります。

ただ、長期・分散を前提にした場合、
年5%は決して非現実的な数字ではなく、むしろ控えめだと私は考えています。

この場合、
・運用益で家賃を払える可能性がある
・元本はそのまま残る
という構造になります。


「家賃はもったいない」の違和感

よく聞く言葉に
「家賃は捨て金」というものがあります。

でも冷静に考えると、

持ち家でも
・修繕費
・税金
・住むためにかかるコスト

は確実に発生します。

住居費は、持ち家でも賃貸でも
**本質的には生活コスト(消費)**です。

違うのは、
・資産が固定されるか
・流動性を保てるか
その点だと思っています。


ライフプランが変わる可能性を考える

今の私は、
・家族構成が変わる可能性がある
・働き方も変わる
・住みたい場所も変わる

そんなフェーズにいます。

この状況で、
・場所に縛られる
・簡単に動けない

という選択は、私には少し重く感じました。

賃貸は、
・身軽
・柔軟
・環境変化に対応しやすい

その「気楽さ」は、数字以上の価値があると感じています。


結論:今の私には、賃貸が合理的だった

持ち家か賃貸かは、
本当に人それぞれです。

・家に安心感を求める人
・長く同じ場所に住む前提の人
・相続や土地の価値を重視する人

そういう方にとっては、持ち家はとても良い選択だと思います。

ただ、今の私にとっては、

・資産を流動的に持てること
・選択肢を減らさないこと
・将来の変化に対応できること

この3つを優先すると、
賃貸のほうが合理的で、気楽でした。

これは価値観の話であり、
誰かを否定するものではありません。

「今の自分にとって、どちらが合っているか」
その問いを持つこと自体が、
資産を考える第一歩なのだと思っています。

なお、
まとまった現金がない状態で住宅を購入した場合については、
実際に家を所有し、手放した経験から別の記事で整理しています。
→【住宅ローンを組んで家を持ち、手放して気づいたこと

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この記事を書いた人

菊池百合子|50代・飲食店経営・海と山のある地方都市在住
家を手放して暮らしを再設計し、
50代からのお金・不動産・介護・働き方を整えてきた生活者です。
不動産売却の実体験、介護と仕事の両立、NISAや高配当株の運用など、
「人生後半を軽やかに生きるヒント」を等身大で発信しています。

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