日常って、意識しなければただ流れていくだけなんだけど、
ふと「ありがたいな」と胸がじんわりする瞬間がある。
例えば、いつも大渋滞しているバイパス。
ある時期、道幅を広げる工事をしていた。
工事期間中は少し不便だけれど、あれが完成した瞬間――
あの地獄のような渋滞がスーッと消える。
あれ、全部税金。
何千万円、もしかしたら億単位のお金が動いて、
私たちはその恩恵を“タダ”で受けている。
厳密にはタダじゃないけれど、
私が払っている税金の額を考えると、
どう考えても“いただいている方が多い” と感じてしまう。
■ 医療だってそう。
夫の高額医療費が上限に達して、それ以上は支払わなくてよくなる制度。
もしこれがなかったら、
私の家計はどうなっていたんだろう。
私は立っていられたんだろうか。
助かったのは、制度そのものだけじゃなく、
「守られている」という感覚。
あれは本当に大きかった。
■ 高速道路も、気づかないところで整えられている
舗装が綺麗に直されている時、
重機が何台もいて夜通し作業している光景を見ると胸が熱くなる。
誰かの労働で、誰かの税金で、
私たちの「安全な移動」が守られている。
道は私たちの移動だけではなく、円滑な物流を支えてくれる。
物流があるから私たちの手元にものが届く。
■ 図書館も公園も、当たり前じゃなかった
図書館は無料で本が借りられる場所だと思っていた。
でも、あれだけの本の管理費用、空調、スタッフさん、建物の維持費――
全部税金。
公園だって、何もしなければ草だらけになる。
整備してくれるから、子どもたちは安心して走り回れる。
それが「当たり前」だと思うのは、多分とても幸せなこと。
■ 税金は負担だけじゃない
もちろん、払うときは重く感じる時もある。
「またか…」と思う瞬間もある。
でも同時に、
私の生活は数えきれない“誰かの税金”に支えられている。
たくさん稼いで納税してくれている企業も、
静かに税金を納め続けている人たちも、
みんなの“見えない貢献”で今の暮らしがある。
そう思うと、
自分が払う税金にも少しだけ優しい気持ちになれる。
「私もこの循環の一部なんだ」と思えるから。
■ 今日も私たちは守られている
道路を、子どもの学校を、公園を、医療を。
大事なところを支えてくれている仕組みがある。
年末調整や確定申告の紙を見るとき、
「節税しなきゃ」と思う気持ちはもちろん大事。
でも、それと同じくらい
“恩恵に気づく時間” も、大人の財産だと思う。
それがあると、心が静かに整う。
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