投資をやる理由。あなたは何のために投資していますか?

いまの時代、SNSを開けば「ニーサ」「インデックス」「積立投資」。
気づけば、猫も杓子も投資家になったような賑やかさですよね。

でも——
あなたは、何のために投資をしていますか?

ここが曖昧なままだと、どれだけ情報を集めても、
投資はどこかで迷子になります。


目次

■ “目的のない投資”は、続かない

老後のため?
教育資金?
マイホーム?
なんとなく周りが騒いでいるから?

どれでもいいのだけれど、
自分の中の“理由”が言葉になっていないと、
相場が下がった時に心が折れやすくなる。

投資の失敗って、商品選びよりも
「自分がどこに向かっているかわからなくなること」
で起きることのほうが多いんです。


■ 私の投資の理由は「老後の安心のため」

私が投資をしている一番の理由は、
“老後、資産を取り崩さずに暮らすため”。

最初にやったのは、
自分の将来の年金額を確認することでした。

それから、
「老後にどれくらいの生活費が必要か」
「年金で足りないのはいくらか」
を、ざっくり数字にしてみたんです。

ただ…
老後資金って、考え始めるとキリがありません。

・自分は何歳まで生きるのか
・病気になるのか
・介護が必要になるのか
・インフレがどれくらいあるのか

どれも“予測できない未来”ばかり。

だから私は、
完璧を目指さずに「平均的な数字」で計算する
という方法に落ち着きました。


■ 老後資金は3ステップで十分

いろいろ難しく言われるけれど、本質はとてもシンプルです。

① 老後の生活費を決める

節約ではなく“心穏やかな暮らし”を前提に考えます。
持ち家なのか、住宅ローンは終わっているのか、賃貸ならいくらの部屋に住むのか、この辺りの固定費についてしっかり考えましょう。

② 年金でいくら賄えるかを見る

誕生月に来るねんきん定期便を参考に自分がいくら年金を貰えるのかがわかります。
老後の資金はこれがまず核となります。
年金事務所に問い合わせるのもいいでしょう。

③ 足りない分 × 想定年数 = 必要額

たとえば:

  • 老後の生活費:月25万円
  • 年金:月15万円
  • 足りない分:10万円
  • 65歳〜85歳までの20年間

10万円 × 240ヶ月 = 約2,400万円

これが「老後、安心して暮らすための目安」。

もちろん、長生きすればまた調整すればいい。
85歳までは安全に生きられるように設計しておけば、
人生はかなり安心になります。


■ “積立の現実的な数字”を出してみると、もっと楽になる

具体的な数字が見えるだけで、
老後への不安はすっと小さくなります。

たとえば、50歳から毎月3万円をNISAで積み立てた場合

  • 年間:36万円
  • 15年で積み立て:540万円
  • 平均4%で運用できたとすると:約700万円
    (NISAなら増えた分はぜんぶ非課税)

700万円があるだけで、
老後の心の支えは大きく変わります。

老後資金は「ゼロか100か」ではなくて、
**“少しでも増やしておくと人生が柔らかくなる”**という話なんですよね。


■ 私も最初は「3万円が限界」だった

正直に言うと、最初は余裕なんてありませんでした。

NISAの積み立ても、月3万円が精一杯。

でも、家計を少しずつ整えたり、
収入の柱を増やしたりするうちに、
気がついたら月10万円を投資に回せるようになっていました。

最初から飛ばさなくていい。
できる範囲でいい。

大切なのは、
“未来の自分に向けた最小の一歩”を続けること。


■ 投資は“お金の話”ではなく、“生き方の話”

投資は、未来の自分へ届ける仕送りのようなもの。

不安のためでもなく、欲望のためでもなく、
「未来の自分の生活を穏やかに保つため」にやるものです。

そして本当に大切なのは、

資産の大きさよりも「自分の人生の軸がどこに向いているか」。

方向さえ決まっていれば、
スピードがゆっくりでも、
寄り道しても大丈夫。

老後資金は、
一度に作るものではありません。

今日の小さな選択が、未来の安心をつくっていきます。

あなたは、何のために投資していますか?

もしまだ曖昧なら、
今日はちょっとだけ未来の自分に想いを馳せてみてください。

投資は“お金のため”じゃなくて、
**“これからの人生を整えるための選択”**なのだから。

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この記事を書いた人

菊池百合子|50代・飲食店経営・海と山のある地方都市在住
家を手放して暮らしを再設計し、
50代からのお金・不動産・介護・働き方を整えてきた生活者です。
不動産売却の実体験、介護と仕事の両立、NISAや高配当株の運用など、
「人生後半を軽やかに生きるヒント」を等身大で発信しています。

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