【自宅売却物語スピンオフ|自宅売却のタイミング。私が「今だ」と判断した理由】

この記事は「自宅売却物語」本編のスピンオフです。
実際の売却ストーリーを時系列でまとめた記事はこちらから読めます。
自宅売却物語|売却を決めた理由から引き渡しまでの全記録

自宅売却というと、
「いくらで売れるか」「相場はいくらか」
そんな数字の話が中心になりがちです。

でも実際に売却を経験してみて感じたのは、
それだけでは足りない、ということでした。

タイミング、判断軸、感情の揺れ。
そして、事前にどれだけ準備できていたか。

今回は「自宅売却物語」のスピンオフとして、
私が売却のタイミングをどう考え、何を基準に判断したのかを整理して残しておこうと思います。


売却のタイミングは「不動産屋さんの感覚」を借りた

売却を考え始めたとき、
まず不動産屋さんに聞いたのは
「このエリアは、いつ物件が動きやすいですか?」ということでした。

不動産の世界は、データだけでなく
現場の肌感覚が意外と大きい。

動く時期があるなら、そこに合わせる。
これは素人なりにできる、かなり有効な戦略だったと思います。


市場金利の動向。「上がり始め」は判断の分かれ目

売却を考えていた時期は、
ちょうど金利が上がり始めた頃でした。

このまま金利が上がれば、
・住宅ローンを組みにくくなる
・買い控えが起きる
・市場が冷え込む可能性がある

そう考えると、
「今ならまだ動く」タイミングだと感じました。

金利は自分ではコントロールできません。
だからこそ、流れを読んで動くことが大切だと思いました。


築年数。「9年」と「10年」の心理的な差

売却を考えた時点で、我が家は築9年。

来年になれば築10年。
数字としては1年の差ですが、
印象は大きく変わる気がしました。

一桁の築年数は
「まだ新しい家」というイメージを持たれやすい。

合理的かどうかは別として、
人は数字の印象に左右されます。
この“見え方”も、判断材料のひとつでした。


ペルソナ設定。隣近所の家族構成をヒントにした

売却を考えるとき、
「どんな人に住んでほしいか」を意識しました。

参考にしたのは、実際の近隣環境。
ご夫婦と小学生くらいのお子さんがいる家庭が多かった。

だから、
「その家族が住んだら、どんな暮らしになるか」
をイメージしながら準備を進めました。

架空のペルソナではなく、
すでにそこに存在している家族像を想定したのは、
とても現実的だったと思います。


価格設定。欲張らず、でも納得できるライン

価格は本当に悩みました。

・安くしすぎたくない
・でも欲張りすぎても動かない

最終的に設定したのは、
近隣の新築建売と同じくらいの価格。
そして、不動産屋さんの査定より200万円高い金額でした。

結果的に、この価格設定は
「絶妙だった」と感じています。

強気すぎず、弱気すぎず。
自分が納得できることも、大切な判断軸でした。


「正直不動産」は、素人の参考書としてちょうどよかった

不動産売買にあたって、
私は漫画の『正直不動産』を読みました。

専門家になる必要はありません。
でも、

・気をつけるべきワード
・よくある落とし穴
・業界の構図

こうした“全体像”を知るには、
素人にはちょうどいい漫画でした。

丸腰で臨まない。
それだけで防げる失敗は、確実にあります。


自宅売却は、想像以上に感情が動く

これは、やってみて初めてわかったことです。

自分が住んでいた家を売るというのは、
思っている以上に感情が動きます。
納得して自分で決めて市場に出しているのに
「本当にこれで良かったのか」と不安になりました。

数字だけを見て判断すると、
あとから気持ちが追いつかなくなることもある。

だから私は、
数字と同じくらい、自分と家族の感情も大切に扱う
と決めました。
不安な時はその種を丁寧に見て一つづつ納得してから進む。

合理性と感情。
どちらかを切り捨てる必要はないと思っています。


数百万円の差を生むのは「事前準備」

不動産の売買は、
ちょっとした違いで数百万円の差が出ます。

でもそれは、
特別な才能や裏技が必要という話ではありません。

・情報を集める
・タイミングを考える
・判断軸を持つ

ど素人でもできることは、意外と多い。

だからこそ、
丸腰で挑まない方がいいと思います。


不動産屋さんとのやり取りは「レスの早さ」が信頼になる

実務的な話ですが、とても大事なポイントです。

不動産屋さんとの連絡は、
できるだけ早く返す。

早いレスポンスは、
「この人はきちんと向き合っている」という信頼につながります。

その信頼は、
結果的に自分に有利に働くことが多いと感じました。


どんな家にも長所はある。その長所を愛してくれる人へ

最後に。

どんな家にも、必ず長所があります。
完璧な家なんて存在しません。

大切なのは、
その長所をきちんと見極めて、
それを気に入ってくれる人をペルソナにすること

万人受けを狙わなくていい。
合う人に届けば、それでいい。

そう考えるようになってから、
売却に対する気持ちも、少し楽になりました。

今回の記事では、売却を判断するまでの「考え方」を中心にまとめました。
実際の売却プロセスや、価格交渉・引き渡しまでの流れは、
自宅売却物語で詳しく書いています。

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この記事を書いた人

菊池百合子|50代・飲食店経営・海と山のある地方都市在住
家を手放して暮らしを再設計し、
50代からのお金・不動産・介護・働き方を整えてきた生活者です。
不動産売却の実体験、介護と仕事の両立、NISAや高配当株の運用など、
「人生後半を軽やかに生きるヒント」を等身大で発信しています。

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