感情に振り回される人と、感情を乗りこなす人の違い── 喜びも悲しみも「力」に変える方法

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感情に振り回される人と、感情を乗りこなす人の違い

私の人生には、いいことも悪いこともたくさんありました。
その渦中にいるとき、喜怒哀楽が一気に押し寄せてきます。

今振り返ると、私はその感情の扱い方が、少しずつ洗練されてきたのだと思います。

嬉しさを否定していた頃

管理栄養士の資格に一発合格したとき、本当はとても嬉しかった。
でも私はこう思いました。

「管理栄養士なんて、この世にたくさんいる。大したことじゃない」

謙遜が美徳とされる文化の中で、
せっかく湧き上がった嬉しさを、自分で閉じ込めてしまったのです。

でも後になって気づきました。
嬉しさを否定すると、脳はそれを“報酬”として認識しない

「これは大したことじゃない」と判断された出来事は、
次の努力の燃料にならない。

せっかく頑張ったのに、自分でその価値を下げてしまっていました。

辛さを我慢し続けた結果

夫の病気が分かったとき、本当に辛かった。
でも私はこう言い聞かせていました。

「世の中にはもっと辛い人がいる」
「これくらいで辛いなんて言ってはいけない」

悲しみや苦しさを、理屈で押し込め続けた結果、
ある日、体が動かなくなりました。

介護うつ寸前。
起き上がることすらできなくなって、ようやく分かったのです。

感情を無視すると、必ず別の形で表に出る

感情に“浸る”と決めた

そんな経験を経て、私は決めました。

感情が出てきたら、まずはその感情に浸る。

  • 嬉しいときは、些細なことでもちゃんと喜ぶ
  • 自分を褒めて、乾杯する
  • 悲しいときは、安全な場所を確保した上で、我慢せずに泣く

感情をきちんと解放すると、不思議なことが起きます。

気持ちはスッと軽くなり、
「じゃあ、どうしようか」と自然に前向きな思考が戻ってくる。

振り回されるのではなく、乗りこなす

感情に振り回される、というのは
感情を無視することでも、抑え込むことでもありません。

ただ感情に飲み込まれて、次の行動を選べなくなる状態のこと。

一方で、感情を乗りこなすとはこういうことです。

  1. 感情が出ることを否定しない
  2. 一度しっかり感じ切る
  3. その上で、次の選択を自分で決める

人間なのだから、感情が出るのは当たり前。
問題は、その激しい感情をどう扱うか

それは、いつでも自分で選ぶことができます。

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この記事を書いた人

菊池百合子|50代・飲食店経営・海と山のある地方都市在住
家を手放して暮らしを再設計し、
50代からのお金・不動産・介護・働き方を整えてきた生活者です。
不動産売却の実体験、介護と仕事の両立、NISAや高配当株の運用など、
「人生後半を軽やかに生きるヒント」を等身大で発信しています。

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