「私より大変な人がいるから」と、自分の辛さを否定していた頃の話

「私より大変な人がいるんだから」
そう思って、自分の辛さを何度も打ち消してきました。

夫の介護が始まり、子育ても家事も仕事も重なって、
正直いっぱいいっぱいだった時期があります。

でも当時の私は、
「こんなことで弱音を吐いちゃいけない」
「もっと過酷な状況の人もいる」
そうやって、自分に言い聞かせていました。


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比べることで、自分の気持ちを後回しにしていた

確かに、この世の中には
もっと大変な状況にいる人がいるかもしれません。

でも、その時の自分が大変だったことも事実なんですよね。

それなのに私は、
「私なんてまだまだ」
と勝手に判断して、自分の気持ちを軽く扱っていました。

今思うと、あれは謙遜でも前向きさでもなく、
ただの自己否定だったなと思います。


否定された感情は、消えない

辛いと感じた瞬間に、

「でも大したことない」
「泣き言を言うほどじゃない」

そうやって蓋をすると、その気持ちは消えません。

むしろ、行き場を失って、
心の奥にずっと残り続ける。

私はそれを、
「成仏できない感情」
と呼んでいます。

ちゃんと「辛かった」と認めてもらえなかった気持ちは、
形を変えて、あとから何度も顔を出すんですよね。


辛さは、人と比べなくていい

今は、はっきりそう思っています。

辛さに順位はありません。
誰かより軽いから我慢していい、なんてこともない。

比べなくてよくて、

私は辛かった。
以上。

それだけで十分なんだと思うんです。


自分の気持ちを、いちばんに信じてあげたい

誰かに
「大変だったね」
と言ってもらえなくても、

自分で自分に言ってあげればいい。

「あの時は本当にしんどかったね」
「よくやってたよ」

そうやって認めてあげることで、
気持ちは少しずつ静かになっていきました。

前に進むためにも、
立ち直るためにも、
まず必要なのは「否定しないこと」なんだと思います。


まとめ:謙遜しなくていい、比べなくていい

辛さは比較しなくていい。
謙遜しなくていい。

自分が感じたことは、
事実として尊重していい。

私はこれからも、
自分の気持ちを勝手に軽く見ないようにしたいと思っています。

「私は辛かった」

そう認めることは、弱さじゃない。
ちゃんと自分の人生に向き合う、
ひとつの強さだと思うから。


あの頃の私のように、
一人で全部抱え込んでいた人へ。
私が少しずつ手放していった話は、別の記事にまとめています。

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この記事を書いた人

菊池百合子|50代・飲食店経営・海と山のある地方都市在住
家を手放して暮らしを再設計し、
50代からのお金・不動産・介護・働き方を整えてきた生活者です。
不動産売却の実体験、介護と仕事の両立、NISAや高配当株の運用など、
「人生後半を軽やかに生きるヒント」を等身大で発信しています。

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