人生って、あとから振り返れば
「あの判断は正しかった」「あれは失敗だった」
そうやって整理できる。
でも、渦中にいるときは違う。
先のことなんて分からないし、
どの選択が正解かなんて誰にも見えない。
それでも私たちは、
仕事、お金、家族、健康、住まい……
次々と判断を迫られ続ける。
私はこれまで、
「未来を当てにいく生き方」はしてこなかった。
でも、結果として今ここに立っている。
振り返って整理してみたら、
自分の判断には一つの共通点があった。
それを、私は勝手に
「ダーツ思考」と呼んでいる。
未来を当てにいく思考が、いちばん危うい
昔の私は、
「ちゃんと考えてから決めよう」
「失敗しない選択をしよう」
そう思っていた。
でも、人生には変数が多すぎる。
・景気
・人の気持ち
・健康
・家族の状況
・自分自身の価値観の変化
これらをすべて織り込んで
一点の正解を当てにいくのは、正直無理だ。
しかも、一点狙いの判断ほど
外したときのダメージが大きい。
「これが正解だと思って選んだのに」
その気持ちが、次の一手を鈍らせる。
ダーツ思考とは何か
ダーツ思考とは、こういう考え方だ。
将来起こりうる出来事を良い・悪いで先に判断せず、
何が起きても人生が詰まない盤面だけを整えたうえで、
実際に出来事が起きた瞬間に一手を投げ、
結果を見ながら次の一手を調整していく考え方。
ダーツには的がある。
でも、中央一点を当てなければ失格、という競技ではない。
外れてもいい。
刺さればいい。
投げ続けることで、少しずつ精度が上がる。
人生も同じだと思っている。
私の人生は、全部ダーツ思考だった
正直に言うと、
私は「将来こうなりたい」という明確な設計図を
持って生きてきたわけじゃない。
ただ一つ、意識していたことがある。
「これを選んでも、詰まないか?」
・店を続ける判断
・お金の使い方
・不動産
・投資
・情報発信
どれも、一発勝負はしていない。
大当たりを狙わない代わりに、
外れても立て直せる選択だけを重ねてきた。
だから、
想定外の出来事が起きても
「終わった」とは思わなかった。
「さて、次どうするか」
そう考えられる余白が、いつも残っていた。
ダーツ思考は「慎重な思考」ではない
ここは誤解されやすいところなので、
はっきり書いておく。
ダーツ思考は、
何も起こらないように備える思考ではない。
むしろ逆だ。
・何かは必ず起きる
・良いことも悪いことも区別しない
・起きた瞬間に動けるようにしておく
だから、迷わない。
準備とは、
未来を固定することではなく
動ける状態を保つことだと思っている。
ダーツ思考が向いている人
この考え方は、万人向けではない。
向いているのは、こんな人だ。
・失敗が怖くて動けなくなっている人
・家族や生活を守りたい人
・一発逆転より、長く続く安心を選びたい人
・「正解探し」に疲れてしまった人
逆に、
・ギャンブル的な成功を夢見たい人
・当てた/外したで自分を評価したい人
こういう人には、あまり向かない。
人生は「当てるゲーム」じゃない
人生は、
未来を言い当てた人が勝つゲームではない。
生き残り続けた人が、結果として勝っているだけだ。
ダーツ思考は、派手じゃない。
ドラマチックでもない。
でも、静かに強い。
外れても、また投げられる。
それだけで、人は前に進める。
私はこれからも、
未来を当てにいかず、
詰まない盤面を整えながら
一手ずつ投げていくつもりだ。
もし今、
「何を選べば正解か分からない」と立ち止まっているなら、
まずはこう考えてみてほしい。
「これを選んでも、詰まないだろうか?」
それだけで、
次の一手はきっと見えてくる。
ダーツ思考は、
お金・仕事・老後・副業・人間関係など、
どの分野にも応用できる考え方です。このブログでは、
ダーツ思考を使って実際にどう判断してきたかを、
テーマごとに書いていきます。
コメント