はじめに
ほんの数年前まで、「投資」や「資産形成」という言葉は、自分には関係のない遠い世界の話だと思っていました。
株式投資なんてお金に余裕のある人がやるもので、庶民が手を出したら損をするに決まっている——。
そんなふうに思い込んでいたんです。
でも学んでいくうちに、投資の本質は「お金を増やすこと」ではなく、
“お金と心の余裕を少しずつ育てること” なのだとわかりました。
そして、たどり着いた答えが「全世界株への長期積立」でした。
改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学 [ 両@リベ大学長 ]
「投資=デイトレ」の誤解
私の中の“投資のイメージ”は、何台ものモニターを並べて、
数字を追いかけながら一喜一憂する世界。取引に負けると破産。素人が手を出せるものではない。
いわゆる“デイトレード”や“FX”のようなスピード勝負の取引です。
けれど、本を読み、動画を見ていくうちに気づいたんです。
投資にはもっと静かで、地に足のついた方法がある。
それが「長期・分散・積立」という考え方でした。
世界の成長に“広く、淡々と乗る”
世界は毎日少しずつ変化しながらも、長い目で見れば確実に成長してきました。
企業が利益を上げ、経済が拡大し、人々の生活が豊かになる。
その流れに“ほんの少し便乗する”のが、私が選んだ全世界株投資です。
私が積み立てているのは、eMAXIS Slim 全世界株式(通称オルカン)。
この一本で、アメリカ・日本・ヨーロッパ・新興国など、
世界中の企業に自動的に分散投資できる投資信託です。
なぜSP500ではなく「全世界株(オルカン)」にしたのか
投資を学んでいくと、必ず耳にするのが「S&P500」──アメリカの代表的な株価指数です。
たしかに過去の実績は素晴らしいし、アメリカ経済の強さは誰もが認めるところ。
でも、私はあえて「全世界株」を選びました。
理由はシンプルです。
「どこの国が伸びるか」なんて、誰にもわからないから。
“インド株が熱い”“中国経済が復活する”“アメリカはこれからも安泰”
──そんな情報がネット上には溢れています。そんな情報を目にするたびに心がざわつきます。
けれど、未来のことは誰にも読めません。
だからこそ、私はひとつの国に賭けない道を選びました。
どの国が伸びても、その成長を自然と取り込める。
それが全世界株の強さだと思っています。
積立投資で「心が穏やかになる」
私が続けているのは、毎月決まった金額をコツコツ積み立てるだけの投資。
値動きに一喜一憂しないための仕組みが、「ドルコスト平均法」です。
高いときは少なく、安いときは多く買う。
結果的に、平均購入価格が安定していく。
それだけのことなのに、相場を見なくても安心できるんです。
これはシンプルだけど、理に適った投資法で多くの投資本でも紹介されているやり方です。
忙しい日々の中で、
“お金のことを考える時間が減っていく”というのも大きなメリットでした。
無理のない金額で、未来を育てる
投資は大きなお金が必要だと思われがちですが、
実際には月1万円程度からでも十分始められます。
大切なのは「無理なく続けられること」。
続けることで、時間が味方してくれるのです。
積立NISAなどの制度を活用すれば、税金の優遇も受けられます。
“お金に働いてもらう”という感覚を、安心して取り入れられる仕組みです。
「資産=数字」ではなく、「安心の貯金」
かつては「資産」と聞くと、自分には無縁などこか冷たい響きを感じていました。
でも今は、資産とは**“心の支え”**だと思っています。
数字が増えることそのものよりも、
“自分で未来を整えられる”という実感。
それが何よりの安心につながります。
おわりに
投資は、特別な人のためのものではありません。
未来を大切にしたい人なら、誰でも始められる。
「損したくない」「難しそう」と思っていた私が、
全世界株の積立に出会って、初めてお金を“味方”にできた気がしています。
焦らず、欲張らず、淡々と。
その積み重ねの先に、心穏やかな未来がある。
今はそんな確信を持ちながら、毎月の積立を続けています。
まとめ
- 投資=ギャンブルではなく、経済成長への参加
- S&P500ではなく、全世界株を選んだ理由は「国を選ばない安心」
- ドルコスト平均法で心穏やかに続けられる
- 月1万円からでも未来を整えることができる

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