突然の入院に慌てないために。10年で10回以上入院した家族がいる我が家の準備

夫は、この10年で少なくとも10回は入院しています。
覚えているだけでそれくらいなので、実際にはもっと多いかもしれません。

入院は何度経験しても慣れるものではなく、
毎回「急に」「余裕のない状態」で始まります。

本人もつらいし、家族も気が気ではない。
だから我が家では、ある時から入院のたびに慌てないための仕組みを作るようになりました。

それが、「入院用ボストンバッグを常に準備しておく」ことです。


目次

入院は特別な出来事ではなく、起こり得る日常

重い病気や持病があると、
入院は「もしもの話」ではなく「起こり得る出来事」になります。

だから我が家では、
入院が決まってから準備するのではなく、
普段から必要なものをまとめておくようにしています。

バッグは一つに決め、置き場所も固定。
家族の誰でもすぐ持ち出せるようにしています。

必ず折れているもの【身の回りのもの編】

・着替え
・タオル
・下着・靴下
・コップ・お箸
・洗面用具
・髭剃り

刃物は禁止されている場合が多いし充電も手間なので電池で動くタイプの髭剃りを用意しています。
保湿用のクリームなどもあると便利です。


必ず入れているもの【書類・情報編】

まず一番大切なのは書類関係です。

  • 保険証
  • 各種受給者証
  • お薬手帳

これらはひとまとめにして、いつでも持ち出せるようにしています。

それに加えて、必ず入れているのが体調メモです。

  • 最近気になっている症状
  • いつ頃からか
  • 本人がうまく説明できない違和感
  • 家族から見て気づいた変化

入院時は慌ただしく、伝え忘れが起こりがちです。
時系列で家族から見た体調の変化や血圧体温などの情報を
メモにしておくことで、看護師さんに漏れなく伝えることができます。


必ず入れているもの【消耗品編】

消耗品も、できる限り準備しています。

  • ティッシュ
  • おむつやパッド
  • 歯ブラシなどの衛生用品

病院の売店でも買えますが、
割高なことも多く、体調が悪い中で買いに行くのは負担になります。

最低限のものが最初から揃っているだけで、気持ちはずいぶん楽になります。


薬についての注意点

薬は、お薬手帳だけでなく、
他の病院で処方されている薬の現物も必ず持っていきます。

病院が変わると、服薬内容の確認に時間がかかることがあります。
現物があることで、医療者側も把握しやすくなります。


病院ごとに違うので事前確認が必要なもの

入院準備で注意したいのが、病院ごとのルールの違いです。

  • 院内用の踵のある靴
  • 非常時用の懐中電灯
  • 寝巻き(レンタルか持参か)
  • 本やゲームなどの暇つぶし(持ち込み可否)

念のため準備していても、
必ず事前に病院へ確認するようにしています。


貴重品は最小限に

貴重品の管理は想像以上に大変です。

紛失や盗難のリスクを考え、
我が家では少額の現金のみを持たせるようにしています。


書きながら気づいたこと|このバッグは非常持ち出しにもなる

この記事を書きながら、ふと気づいたことがあります。
この入院用バッグは、災害時の非常持ち出しバッグとしても使える内容になっていました。

一般的な防災バッグは、

  • 元気な自分を前提にしている
  • 実際には使わない物が多い
  • 気づくと中身が古くなっている

ということが少なくありません。

でも、入院用に準備しているこのバッグは、

  • 体調が悪い状態
  • 判断力が落ちている可能性
  • 家族が代わりに説明する状況

を前提にしています。

これは、災害時の状況ととてもよく似ています。


医療情報が揃っていることの強さ

災害時や非常時に本当に必要なのは、

  • 誰なのか
  • どんな病気があるのか
  • どんな薬を飲んでいるのか

そのための情報が、

  • 保険証
  • 受給者証
  • お薬手帳
  • 体調メモ

として、すでに一つにまとまっています。

これは、防災の視点で見ても非常に実用的だと感じました。


普段から使っているから、自然に更新される

防災バッグの一番の問題は「放置されがち」なことです。

一方、この入院用バッグは、

  • 入退院のたびに中身を確認する
  • 薬が変われば入れ替える
  • 消耗品も自然に補充される

結果的に、
常に現状に合った非常持ち出しバッグになっています。


準備は、不安を減らすためにできること

入院は、本人にとっても家族にとっても大きな消耗を伴います。
災害も同じです。

それを完全に避けることはできません。
でも、準備だけは平時に整えることができます。

入院用のバッグがあるだけで、
「何を持っていけばいいんだろう」という不安が一つ減ります。

それは、
本人の安心にも、付き添う家族の心の余裕にもつながりました。

入院のために整えた準備が、
結果的に非常時に自分と家族を守る準備にもなっていた。

同じような状況にいる方の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

菊池百合子|50代・飲食店経営・海と山のある地方都市在住
家を手放して暮らしを再設計し、
50代からのお金・不動産・介護・働き方を整えてきた生活者です。
不動産売却の実体験、介護と仕事の両立、NISAや高配当株の運用など、
「人生後半を軽やかに生きるヒント」を等身大で発信しています。

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