セルフブラック企業をやめた日──壊れる前に気づきたい“静かな限界サイン”

仕事と介護と家事で多忙だった頃、
気づいたら私は
“自分をこき使うブラック企業の社長” になっていた。

「まだいける」
「休むな」
「座ってる暇があるなら一つでも片づけろ」

誰かに言われたわけじゃない。
私が私に、これを言い続けていた。

そしてどうなったか。
心も体も、静かに壊れかけていた。

普通のブラック企業なら退職代行を使えば辞められる。
でも、セルフブラック企業は厄介だ。

逃げ場がない。
加害者も自分、被害者も自分だから。


目次

■ “壊れかけのサイン” は、誰の人生にも現れる

今振り返ると、あの頃はサインが出ていたのに、
私はそれを「まだ大丈夫」と押しつぶしていた。

  • 朝の気持ちが重い(起きる前から疲れている)
  • 小さなミスに必要以上に落ち込む(判断力が落ちている証拠)
  • 休んでいると罪悪感が湧く(休む筋力が弱っている)
  • 寝ても疲れが取れない(自律神経が乱れているサイン)
  • 気づいたら呼吸が浅い(体がSOSを出している)

昭和の価値観で育った私たちは、
「頑張ることが正しい」と思い込みすぎてしまう。

そして、
“壊れる瞬間まで走り続けられてしまう” 才能がある。

だからこそ、仕組みが必要なんだ。


■ 脱セルフブラックは「気合い」ではなく「仕組み」でつくる

私がまず実践したのは、
自分を守る“小さな社則”をつくること。


● ① 週1の「完全オフ」

丸一日が無理でも、
せめて 1日30分だけは “自分専用時間” にする。

  • 本を読む(心が整う)
  • コーヒーを淹れる(香りで気持ちが切り替わる)
  • 散歩(頭が静かになる)
  • ただぼーっとする(脳の休息時間)

これは贅沢ではなく、
心身が壊れないための最低限のメンテナンス。

※導線ポイント
コーヒー道具・アロマ・読書ライト・タイマー(楽天ROOM)


● ② 家事・仕事・介護の「優先順位」を決める

全部やろうとするから壊れる。

  • 今日やらなくていいこと
  • 他の誰かに任せられること
  • 明日に回していいこと

これを紙でもアプリでもいいので“見える化”する。

そしてもう一歩進むなら、
家事の一部だけでも“外に出す”という選択肢 がある。

実は私も、仕事と介護が重なった時期に家事代行を利用していた。

  • 洗濯物を畳んでもらう
  • お風呂掃除をお任せする
  • 台所を整えてもらう

ほんの少しのサポートなのに、
心の負担が驚くほど軽くなった。

お金を払っているとはいえ、
「誰かに助けてもらう」という経験そのものが、
こんなにも心を支えてくれるとは思わなかった。

「家事を任せる=怠けている」と思い込む必要はない。
むしろ、自分の体と心を守るための投資だ。

※導線ポイント
手帳・付箋・タスク管理アプリ
(+家事代行サービスのリンク)

(内部リンク:
▶「倒れるまで休めなかった理由」
▶「価値観を書き換える方法」)


● ③ 未来の自分に投げない

「あとでやろう」「明日やろう」。
そう思った瞬間はラクなんだけど、
結局いちばんしんどいのは“未来の自分”。

ただ、ここで誤解してほしくないのは、
“全部を今やる必要はない” ということ。

私は、タスクには大きく 2種類 あると気づいた。

ひとつは、
未来に投げると確実に手間が増えるもの。

たとえば、

  • 外部との連絡
  • 期限のある仕事
  • 自分だけで完結しないこと

こういうタスクは、先延ばしにした分だけしんどくなる。
だから、面倒でも“今の自分が片づけたほうがラク”。

もうひとつは、
後回しにしても暮らしが崩れないもの。

たとえば、

  • 家事
  • 今日やらなくても明日困らないこと
  • 自分ひとりで完結する作業

これは元気なときにまとめてやればいい。

つまり、
「今やるべきこと」と「後回しでいいこと」を分けるだけで、
暮らしの息苦しさは驚くほど減る。

未来の自分は、今の自分とは別人格。
“丁寧に引き継いであげる”ことで、心のざわつきが静かになる。

具体的には、

  • 今日のタスクを3つだけ決める
  • 明日の自分に短いメモを残す
  • 5分で終わる外部タスクは“今やる”

これでセルフブラック化はかなり防げる。

※導線ポイント
スケジュール帳・メモアプリ・ToDoリスト


■ 自分で自分を追い込む癖を手放したとき、暮らしが静かに整い始めた

大げさではなく、
週1日のオフと30分の自分時間で人生が変わる。

人は、壊れるまで気づけない。
だからこそ、
“壊れる前に止まる仕組み” が必要なんだ。


■ あの頃の私に、そして今のあなたへ

あなたは怠けているわけじゃない。
むしろ、人よりずっと働いてきた。

休むことは弱さではなく、
自分の人生を守るための技術。

昭和の女は頑張れてしまう。
だからこそ、意識して「働かない時間」を作らないと、
いつの間にかセルフブラック企業が完成してしまう。

今日から少しでもいい。
まずは 30分の自分時間 を予約してみてほしい。

それが、人生を整える最初の一歩になる。


■ 関連記事(内部リンク)

▶「倒れるまで休めなかった理由
▶「未来の自分に聞く習慣
▶「限界のサインに気づいた日


■ おすすめの「脱セルフブラック」アイテム

  • タイマー(作業の切り替え用)
  • コーヒー用品(自分時間の質UP)
  • リラックス系(アロマ・照明・バスソルト)
  • タスク管理アイテム(手帳・付箋・ルーティン管理)
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この記事を書いた人

菊池百合子|50代・飲食店経営・海と山のある地方都市在住
家を手放して暮らしを再設計し、
50代からのお金・不動産・介護・働き方を整えてきた生活者です。
不動産売却の実体験、介護と仕事の両立、NISAや高配当株の運用など、
「人生後半を軽やかに生きるヒント」を等身大で発信しています。

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